少なくとも25年目ではじめて花を咲かすことがある

少なくとも25年目ではじめて花を咲かすことがある

はじめに

 なじみのある植物は毎年花をつけるものが多い。ああ、今年も咲いてくれたなと、植物のようすから微妙な季節のうつろいを感じさせてもらえる。

ところが本日、まったくそうしたリズムおかまいなしに見えて、突如としてようすを変える植物の存在に気づかされた。花をつけないと思っていた植物に咲いた花。きょうはその話。

いつもとちがうドラセナ

 今年の新芽の形がおかしいなと玄関脇のドラセナを見ながら家に出入りしていた。

話は飛んでしまうが玄関の軒下に毎年のようにツバメのつがいが来る。この春も居候しており、むしろこちらのようすをながめてから家に入る機会のほうがはるかに多い。

そしてドラセナ。この観葉植物は地味な存在だ。どちらかというとほかの植物の引き立て役。とくにこれまで25年のあいだ、同じ場所でほとんど姿を変えずにいすわりつづけている。

ツバメの巣と玄関をはさんでほぼ逆の東寄りに生えるドラセナの方を向いて家に出入りするのは10回のうち1回ほどもない。

この植物はそれほどドラスティックに変化しないし、へんちくりんな新芽のようすなど10日前に一度見たきりでそのまま忘れていたぐらいだった。

そののち家族がドラセナから変な茎が伸びているというので見に行くと、どうやらわき芽ではなさそうだということぐらいしかわからなかった。

忙しいツバメに見とれて…

 そのあいだにもツバメのつがいはせっせと昨年旅立ったあと放ったらかしに空き家なっていた巣を値踏みするように、何度か訪れては何日か戻らずを繰り返していた。どうやらほかの「賃貸物件」と比較しながら選びあぐねていたのかもしれない。

というのも、ことしのわが家では庭先でイタチを目撃している。どうやら夜の窓の外にもれるあかりに集まる窓の外の虫たちを夕食にするヤモリ、そのヤモリを夜食にねらってイタチが来るようになった。そしてイタチが昼間にも来て営巣中のツバメのひなを新たな獲物候補として見つけてしまったからだ。

そのため、例年以上にツバメたちはこの場所を巣にすることをしばらくのあいだ躊躇していたのではないだろうか。苦労して育てるひながイタチの昼ごはんになっては元も子もない。

ツバメのかげで花が咲く

 ツバメに気をとられているあいだに、ドラセナはすぅ~と枝先が伸びてたくさんの花のつぼみをつくっていた。長いこと庭の同じ場所に葉のみを茂らせていたドラセナが、今日はじめて開花した。

地味な花だと思っていたものはじつはつぼみで、これから開花をむかえるもののあつまりだった。

これから次々に開花しそうで、けっこう大きな花の房になりそうだ。今年の春は暖かかったせいで、まれな花でしかも梅雨時とされている開花時期よりもずいぶん早く咲き始めている。

おわりに

 25年のあいだ観葉植物を地道に育てていたことにあらためて気づいた。そしてはじめて咲いた花。貴重な経験ができたと思う。

庭をあらためて見わたし、そういえばこれもけっこう古いなと思い出せるものがいくつかある。どのくらいあるのかリストアップしていかないと。

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